気になる英語ニュース「新型「ブレンデッド・ウィング」実証機が飛行許可を取得!」
こんにちは!エミリーです。今日は、毎日海外のニュースをひとつピックアップして伝える「エミリーの気になるニュース」のコーナーをお届けします。
今回は、2024年4月4日 CNN のニュースです。カリフォルニア州ロングビーチに本拠を置くJetZero社の1/8スケール「ブレンデッド・ウィング」実証機「パスファインダー」が、FAAの耐空証明を取得し、テストフライトが間近に迫っているというものです。
航空業界は炭素排出量削減に必死に取り組んでいますが、中核技術からの脱却が難しいため、他の業界よりも大変な課題に直面しています。革新的な取り組みが求められる絶好のタイミングですね。
新型「ブレンデッド・ウィング」実証機が飛行許可を取得!
JetZero’s Groundbreaking ‘Blended-Wing’ Demonstrator Plane Cleared to Fly
引用元:”JetZero: Groundbreaking ‘blended-wing’ demonstrator plane cleared to fly” CNN
今回は、このニュース記事を題材に、英語学習のポイントを交えながら、ブレンデッド・ウィング機の特徴と、その革新的な可能性について分かりやすく解説していきたいと思います。一緒に学んでいきましょう!
エミリーのニュースかんたん解説
The “blended wing body” aircraft design is quite similar to the “flying wing” used by military planes like the B-2 bomber, but with more volume in the center section. Both Boeing and Airbus are exploring this concept, and JetZero’s milestone brings it closer to the ambitious goal of putting a blended wing plane into service by 2030.
As the entire aircraft generates lift, it minimizes drag. NASA says this shape “helps to increase fuel economy and creates larger payload areas.” Their X-48 test flights between 2007-2012 showed an aircraft of this type “would weigh less, generate less noise and emissions, and cost less to operate than a conventional aircraft.”
The main technical challenge is pressurization of the non-cylindrical fuselage, as a tube-shaped plane handles expansion and contraction better. But modern composite materials that are both light and strong now make a blended wing design feasible.
JetZero is simultaneously developing passenger, cargo, and tanker variants. The passenger version would seat 200+, similar in size to a Boeing 767. The newly FAA-approved Pathfinder demonstrator has a 23-foot wingspan and is a 12.5% scale version of the planned full-size aircraft.
エミリーのニュースかんたん解説の日本語訳
「ブレンデッド・ウィング」機体デザインは、B-2爆撃機などの軍用機で使用されている「フライング・ウィング」によく似ていますが、中央部分の容積が大きいのが特徴です。ボーイングとエアバスの両社がこのコンセプトを研究しており、JetZero社のマイルストーンにより、2030年までにブレンデッド・ウィング機を就航させるという野心的な目標に一歩近づきました。
機体全体が揚力を生み出すため、抗力を最小限に抑えることができます。NASAによると、この形状は「燃費を向上させ、より大きなペイロードスペースを生み出す」のに役立つとのこと。2007年から2012年にかけて行われたX-48の試験飛行では、このタイプの航空機は「従来型の航空機よりも重量が軽く、騒音や排出ガスが少なく、運航コストも安い」ことが示されました。
主な技術的課題は、円筒形ではない胴体の与圧です。チューブ型の航空機の方が、膨張と収縮に対応しやすいからです。しかし、軽くて強度のある最新の複合材料により、ブレンデッド・ウィング設計が実現可能になりました。
JetZero社は、旅客機、貨物機、タンカーの3つのバリエーションを同時に開発しています。旅客機バージョンは200席以上で、ボーイング767と同程度の大きさになる予定です。FAAの認可を新たに取得した実証機「パスファインダー」の翼幅は23フィートで、計画されている実物大機体の12.5%スケールとなっています。
覚えておきたい英単語・英語表現
今回は、航空機の革新的なデザインについて議論する際に役立つ英単語や英語表現を紹介したいと思います。これらの表現を使いこなすことで、航空技術の最新トレンドについて、より専門的に話せるようになりますよ。それでは、一緒に見ていきましょう!
- groundbreaking (形容詞:画期的な、革新的な)
- demonstrator (名詞:実証機、デモンストレーター)
- seismic (形容詞:地震のような、大きな影響を及ぼす)
- tinkering (動名詞:いじくり回すこと、手を加えること)
- pivot (動詞:中心軸を変える、方向転換する)
- formidable (形容詞:手ごわい、克服しがたい)
- inconceivable (形容詞:想像を絶する、信じられない)
- imminent (形容詞:差し迫った、切迫した)
これらの英単語や英語表現を使いこなすことで、航空機の革新的なデザインについて英語で議論する際に、より専門的に自分の意見を伝えることができるようになります。
友達とこのニュースについて話してみたよ!
ニュースについてディスカッションをしてみました!話し合うことで英語力がアップしますので、私たちの会話フレーズを参考にお友達と話をしてみてくださいね!
Emily: 10minガール。サイトの運営者。
Sara : エミリーの友達。グラフィックデザイナー。
Jake : エミリーの友達。旅行ライター兼ブロガー。
Hey guys, have you heard about this groundbreaking “blended wing” demonstrator plane?
Yeah, I read about it. It sounds like a game-changer for the aviation industry!
Definitely. Imagine a plane that’s 50% more fuel-efficient than current designs. That’s huge!
And it’s not just about fuel efficiency. The article mentioned less noise and emissions too.
Plus, the unique shape allows for more passenger and cargo space. It’s a win-win.
I wonder how it will feel to fly in a plane like that. Probably pretty different from what we’re used to.
For sure. But I think it’s exciting to see such innovative designs being developed.
Agreed. It’s great to see the industry pushing for greener solutions.
I can’t wait to see what the full-scale version will look like. 2030 can’t come soon enough!
会話の日本語訳
エミリー:ねえみんな、この画期的な「ブレンデッド・ウィング」実証機のことを聞いた?
ジェイク:うん、読んだよ。航空業界にとってゲームチェンジャーになりそうだね!
サラ:間違いなく。現在のデザインより50%も燃費効率が良い飛行機を想像してみて。すごいわ!
エミリー:燃費効率だけじゃないのよ。記事では騒音や排出ガスも少ないって書いてあったわ。
ジェイク:しかも、ユニークな形状のおかげで、乗客とカーゴのスペースが広くなるんだ。一石二鳥だね。
サラ:そんな飛行機に乗るのがどんな感じなのか気になるわ。私たちが慣れているのとはかなり違うんでしょうね。
エミリー:そうだね。でも、こんな革新的なデザインが開発されているのを見るのは刺激的だと思うわ。
ジェイク:同感。業界がよりグリーンなソリューションを推進しているのは素晴らしいことだ。
サラ:実物大のバージョンがどんな風になるのか待ちきれないわ。2030年が待ち遠しい!
ニュース本文で使われている英単語・英語表現
“shake-up”: 大改革、一大事
“ripe”: 熟した、好機の
“imminent”: 差し迫った、目前に迫った
“tinkering”: いじくり回すこと
“bring [A] closer to [B]”: AをBに近づける
“slightly”: わずかに、少し
“holding [someone] back”: 〜を阻む、足を引っ張る
“composite materials”: 複合材料
“carry”: 輸送する、運ぶ
“schedule A to lead the way”: Aが先導することになっている
“borrow A from B”: BからAを借りる
“take off”: 離陸する、飛び立つ
“come with”: 伴う、付随する
“tricky”: 難しい、扱いにくい
“address”: 取り組む、対処する
“hold promise”: 将来性がある
“appealing”: 魅力的な
“contractor”: 請負業者
これらの表現は、航空機の技術革新について議論する際によく使われます。ニュースを読む際や、友人との会話の中で、これらの単語を使ってみてくださいね。
もっと、覚えておきたい関連する英単語・英語表現
- aerodynamics (名詞:空気力学)
- fuselage (名詞:胴体)
- drag (名詞:抗力)
- lift (名詞:揚力)
- thrust (名詞:推力)
- wind tunnel (名詞:風洞)
- carbon fiber (名詞:炭素繊維)
- turbulence (名詞:乱気流)
- cockpit (名詞:コックピット)
- hangar (名詞:格納庫)
- runway (名詞:滑走路)
- takeoff (名詞:離陸)
- landing (名詞:着陸)
- cruising altitude (名詞:巡航高度)
- jet engine (名詞:ジェットエンジン)
- turboprop (名詞:ターボプロップ)
- aileron (名詞:補助翼)
- rudder (名詞:方向舵)
- elevator (名詞:昇降舵)
- flaps (名詞:フラップ)
- avionics (名詞:アビオニクス)
これらの単語は、航空機の設計や操作に関連しています。これらの語彙を習得することで、航空技術について英語で話し合うことができるようになるでしょう。ニュースを読む際や、友人との会話の中で、これらの単語を使ってみてくださいね。
革新的な「ブレンデッド・ウィング」実証機「パスファインダー」のニュースでした。
Let’s enjoy 10 minutes of English together every day!
毎日10分、一緒に楽しく英語を学びましょう!