気になる英語ニュース!犬による攻撃と死亡事故が増加。対策をめぐって近隣住民同士の対立が深刻化
こんにちは!エミリーです。今日は、アメリカで増加している犬による攻撃事故について、深刻なニュースをお伝えします。
リードをつけていない犬を見るだけで不安に襲われるという人もいるほど、犬による咬傷事故や死亡事故が近年急増しています。この10年間で、犬による死亡事故は2倍以上に増えたそうです。
一緒にこの記事を読んで、犬の攻撃事故を減らすための対策と、その課題について考えてみましょう。飼い主の責任、法規制、そして地域社会の協力が求められる複雑な問題のようです。
エミリーのニュースかんたん解説
In recent years, dog attacks and fatalities have been on the rise in America. In the past decade, fatal dog attacks more than doubled, from an average of roughly 40 a year to nearly 100 after the pandemic hit. The number of bites each year has also increased, with untold millions occurring today.
However, the issue of how to address the growing number of canine attacks is sharply divisive. Some advocate for leash laws, breed-specific bans, or euthanasia for aggressive dogs, while others argue for rehabilitation and oppose breed-specific legislation, saying it disproportionately impacts the poor and people of color.
Experts believe various factors contribute to the increase in attacks, including a boom in dog ownership during the pandemic, lack of socialization for dogs during lockdowns, and shelters adopting out dogs that may not have been suitable for homes.
To address the issue, some states have implemented “dangerous dog” laws, requiring registration, liability insurance, or euthanasia for repeat offenders. Advocates also call for mandatory disclosure of a dog’s aggression history by shelters.
Breed-specific legislation remains controversial, with opponents arguing it can be racist and lead to housing instability for owners. The Humane Society advocates for replacing such laws with dangerous dog laws.
Dog attack survivors often face steep medical bills and crippling anxiety. The lingering effects can be both physical and psychological, making it difficult to return to daily routines.
エミリーのニュースかんたん解説の日本語訳
近年、アメリカでは犬による攻撃事故と死亡事故が増加しています。この10年間で、犬による死亡事故は年平均約40件から、パンデミック後には100件近くに2倍以上増加しました。毎年の咬傷事故の件数も増加しており、今日では数え切れないほど発生しています。
しかし、犬の攻撃事故の増加にどう対処するかという問題は、非常に意見が分かれています。リードの義務化、特定の犬種の禁止、攻撃的な犬の安楽死を主張する人もいれば、リハビリテーションを主張し、特定の犬種を対象とした法規制には反対する人もいます。後者は、そうした法規制が貧困層やマイノリティに不釣り合いな影響を与えると指摘しています。
専門家は、パンデミック中の犬の飼育数の急増、ロックダウン中の犬の社会性の欠如、家庭に適さない可能性のある犬を譲渡していたシェルターなど、様々な要因が攻撃事故の増加に寄与していると考えています。
この問題に対処するため、一部の州では「危険な犬」に関する法律を導入し、登録、賠償責任保険、再犯者への安楽死を義務付けています。また、シェルターによる犬の攻撃性の履歴の開示を義務付けるよう求める声もあります。
特定の犬種を対象とした法規制については議論が分かれており、反対派はそうした法規制が人種差別的であり、飼い主の住宅の安定性を脅かす可能性があると主張しています。ヒューメイン・ソサエティは、そうした法律を危険な犬に関する法律に置き換えることを提唱しています。
犬の攻撃事故の生存者は、高額な医療費と深刻な不安に直面することが多いです。後遺症は身体的にも精神的にも長引くことがあり、日常生活に戻るのが難しくなります。
覚えておきたい英単語・英語表現
今回のニュースで使われていた英語表現の中から、いくつか覚えておきたい単語やフレーズを紹介しますね。
- maul:(動詞)噛みつく、ひどい傷を負わせる
The bear mauled the hiker, causing severe injuries to his face and arms.
その熊はハイカーに噛みつき、顔と腕に重傷を負わせました。 - pit against:(句動詞)対立させる、争わせる
The controversial issue pitted environmentalists against business interests.
その議論の的となる問題は、環境保護主義者と企業の利益を対立させました。 - gnash:(動詞)(歯を)むき出して噛む、きしませる
The angry dog gnashed its teeth, ready to attack.
怒った犬は歯をむき出して噛もうとしていました。 - ravage:(動詞)荒らす、ひどい損害を与える
The hurricane ravaged the coastal town, destroying homes and businesses.
ハリケーンはその沿岸の町を荒らし、家屋や企業に大きな被害を与えました。 - come with:(句動詞)〜を伴う、〜を含む
Buying a new house often comes with unexpected expenses, such as repairs and maintenance.
新しい家を買うことには、修理やメンテナンスなど、予期せぬ出費がつきものです。
これらの表現を使って、犬の攻撃事故やその対策について話してみましょう!
友達とこのニュースについて話してみたよ!
ニュースについてディスカッションをしてみました!お友達と英語で話をすることで英語力がアップしますので、私たちの会話を参考にしてみてくださいね!
Emily:10minガール。サイトの運営者。
Sara:エミリーの友達。グラフィックデザイナー。
Jake:エミリーの友達。旅行ライター兼ブロガー。
Did you see the article about the increase in dog attacks and fatalities in the US?
Yeah, it’s really concerning. I had no idea the numbers had gone up so much in recent years.
It’s a tough issue though. People have very different opinions on how to address it.
True. Some people want stricter laws and even breed-specific bans, while others say that’s discriminatory.
I can see both sides. You want to keep people safe, but you also don’t want to unfairly target certain dogs or owners.
Exactly. And a lot of it comes down to responsible ownership, don’t you think?
Definitely. Making sure dogs are properly trained and socialized, keeping them on leashes, things like that.
But then there’s the question of what to do with dogs that have a history of aggression. Should they be given another chance or put down?
That’s a really tough call. I think it depends on the severity of the case and whether the dog can be rehabilitated.
It’s just heartbreaking to read about some of these attacks, especially when kids are involved.
I know. And the long-term effects on the survivors, both physical and mental, can be devastating.
It’s a complex problem with no easy answers. But hopefully, with more awareness and cooperation, we can start to see those numbers go down.
会話の日本語訳
エミリー:アメリカで犬による攻撃と死亡事故が増えているという記事を読んだ?
サラ:うん、本当に心配だわ。ここ数年でこんなに数が増えているとは知らなかったわ。
ジェイク:でも、難しい問題だよね。どう対処するかについて、みんな意見が全然違うから。
エミリー:その通り。もっと厳しい法律や特定の犬種の禁止を求める人もいれば、それは差別だと言う人もいるものね。
サラ:どちらの意見もわかるわ。人々の安全を守りたいけど、特定の犬や飼い主を不当に扱いたくないもんね。
ジェイク:その通り。そして、多くは飼い主の責任にかかっているんじゃないかな?
エミリー:間違いなくね。犬が適切にしつけられ、社会性を身につけているか、リードをつけているかなど、そういったことを確認することが大切よ。
サラ:でも、攻撃の前歴がある犬をどうするかという問題もあるわね。もう一度チャンスを与えるべきか、それとも安楽死させるべきか。
ジェイク:それは本当に難しい判断だね。事例の重大さと、その犬が更生できるかどうかによると思う。
エミリー:特に子供が巻き込まれている場合は、こうした攻撃のニュースを読むのは胸が張り裂けそうになるわ。
サラ:そうね。そして、生存者への長期的な影響は、身体的にも精神的にも壊滅的になり得るわ。
ジェイク:簡単な答えのない複雑な問題だ。でも願わくは、もっと意識を高め、協力することで、その数字が下がり始めることを願っているよ。
もっと!ニュース本文で使われている英単語・英語表現
- overtake:(動詞)追い越す、襲う
- collapse:(動詞)倒れる、崩れ落ちる
- passerby:(名詞)通行人、通りすがりの人
- untold:(形容詞)数えきれない、言葉に表せない
- stem:(動詞)抑える、食い止める
- exhibit:(動詞)示す、展示する
- acute:(形容詞)鋭い、深刻な
- discriminatory:(形容詞)差別的な
- disproportionately:(副詞)不釣り合いに、過度に
- stay-at-home:(形容詞)主婦の、家庭の
- nap:(動詞)昼寝をする、うたた寝をする
- crib:(名詞)ベビーベッド
さらに!覚えておきたい関連する英単語・英語表現
- canine:(形容詞)犬の、犬に関する
- leash:(名詞)リード、引き綱
- muzzle:(名詞)口輪、マズル
- obedience training:(名詞)服従訓練
- socialization:(名詞)社会化、社交性の訓練
- aggression:(名詞)攻撃性、敵意
- rehabilitation:(名詞)リハビリテーション、更生
- liability:(名詞)責任、法的義務
- breed:(名詞)犬種、品種
- euthanasia:(名詞)安楽死
- trauma:(名詞)トラウマ、心的外傷
- phobia:(名詞)恐怖症、嫌悪症
これらの単語を使って、犬の飼育と安全対策について話し合ってみましょう。人と犬が共生できる社会を目指すには、一人一人の意識と行動が大切ですね。
アメリカで増加する犬の攻撃事故と対策をめぐる議論についての紹介でした。
Let’s enjoy 10 minutes of English together every day!
毎日10分、一緒に楽しく英語を学びましょう!