気になる英語ニュース「数学がコミュニティカレッジの学生の足かせに。一部の学校が新しい試みを開始」
こんにちは!エミリーです。今日も「エミリーの気になるニュース」のコーナーをお届けします。毎日海外のニュースをひとつピックアップして、みなさんと一緒に英語を学んでいきたいと思います。
今回紹介するのは、The Hechinger Reportの記事です。アメリカのコミュニティカレッジで、数学が多くの学生の障害になっているそうです。そこで、一部の学校が実践的な数学の授業を導入し始めているんです。
私も学生時代、数学には苦手意識がありました。でも、実生活に結びついた数学なら、もっと興味が持てたかもしれません。みなさんはどう思いますか?
それでは、この記事を題材に、英語学習のポイントを交えながら、新しい数学教育の取り組みについて分かりやすく解説していきます。一緒に学んでいきましょう!
引用元:”Math is tripping up community college students. Some schools are trying something new” The Hechinger Report
エミリーのニュースかんたん解説
Community colleges in the United States are finding that math is a major obstacle for many students pursuing career and technical education (CTE) degrees. To address this issue, some schools are implementing new approaches to teaching math. Linn-Benton Community College in Oregon has developed courses like “math for welders” that teach math concepts in the context of specific technical fields. Since 2017, 93% of students taking the “math for welders” course have passed, and 83% have achieved all the course’s learning goals.
At Rogue Community College, also in Oregon, an “applied algebra” course was created, focusing on practical formulas rather than abstract ones. The pass rate for the applied algebra class at Rogue has averaged 73%, compared to 59% for the traditional course. Oregon has passed a law requiring four-year colleges to accept an applied math community college course called “Math in Society” as satisfying the math requirement for a four-year degree.
These contextual math courses seem to have strong theoretical and empirical support, according to researchers. However, the spread of this approach is limited by factors such as lack of time and money at individual schools. These new approaches aim to make math more relevant and accessible to students in technical fields, potentially improving their success rates and job prospects.
エミリーのニュースかんたん解説の日本語訳
アメリカのコミュニティカレッジでは、キャリアおよび技術教育(CTE)の学位を目指す多くの学生にとって、数学が大きな障害になっていることがわかっています。この問題に対処するため、一部の学校では数学の教え方に新しいアプローチを導入しています。オレゴン州のLinn-Bentonコミュニティカレッジでは、特定の技術分野の文脈で数学の概念を教える「溶接工のための数学」などのコースを開発しました。2017年以降、「溶接工のための数学」コースを受講した学生の93%が合格し、83%がコースの全学習目標を達成しています。
同じくオレゴン州のRogueコミュニティカレッジでは、抽象的な公式ではなく実用的な公式に焦点を当てた「応用代数学」コースが作られました。Rogueの応用代数学クラスの合格率は平均73%で、従来のコースの59%と比べて高くなっています。オレゴン州では、4年制大学が「社会のための数学」という応用数学のコミュニティカレッジコースを4年制学位の数学要件を満たすものとして認めることを義務付ける法律が可決されました。
研究者によると、これらの文脈に即した数学コースは、強力な理論的・実証的な裏付けがあるようです。しかし、この取り組みの普及は、個々の学校の時間や資金の不足などの要因によって制限されています。これらの新しいアプローチは、技術分野の学生にとって数学をより関連性が高く、アクセスしやすいものにすることを目指しており、学生の成功率や就職の見通しを改善する可能性があります。
覚えておきたい英単語・英語表現
今回のニュースには、教育や数学に関する重要な単語や表現がたくさん出てきました。これらの表現を使いこなせると、この話題についてより深く、正確に議論できるようになりますよ。一緒に見ていきましょう!
- hurdle:(名詞)障害、難関
Math is a giant hurdle for many students in technical programs.
数学は技術プログラムの多くの学生にとって大きな障害です。 - tailored:(形容詞)特別に合わせた、仕立てられた
The college designed courses tailored to specific technical programs.
その大学は特定の技術プログラムに合わせた科目を設計しました。 - roll out:(動詞句)導入する、開始する
The first of these new courses rolled out in 2013.
これらの新しいコースの最初のものが2013年に導入されました。 - applicable:(形容詞)適用可能な、関連のある
Students found the new math course directly applicable to their future careers.
学生たちは新しい数学コースが将来のキャリアに直接関連していると感じました。 - contextual:(形容詞)文脈的な、状況に即した
Giving students contextual curriculums seems to have strong empirical support.
学生に文脈に即したカリキュラムを提供することは、強い実証的な裏付けがあるようです。 - empirical:(形容詞)経験的な、実証的な
The new approach to teaching math has strong empirical support.
数学を教える新しいアプローチには強力な実証的な裏付けがあります。
これらの英単語や英語表現を使いこなすことで、教育や数学に関する複雑な話題についても、英語でより深く議論できるようになりますよ。
友達とこのニュースについて話してみたよ!
このニュースについて、友達のサラとジェイクと話してみました。こんな風に英語で議論してみるのも、いい練習になりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね!
Emily:10minガール。サイトの運営者。
Sara:エミリーの友達。グラフィックデザイナー。
Jake:エミリーの友達。旅行ライター兼ブロガー。
Hey guys, did you see this article about community colleges trying new approaches to teaching math?
Yeah, I did! It’s really interesting how they’re making math more practical for specific fields.
Definitely. I wish I had courses like “math for welders” when I was in school. Maybe I wouldn’t have struggled so much!
I know, right? It makes so much sense to teach math in a way that’s directly applicable to students’ future careers.
Absolutely. I’m curious though, do you think this approach might limit students in any way?
That’s a good question. Maybe if they decide to change fields later, they might miss out on some broader math concepts?
That’s a valid concern. But it seems like the benefits outweigh the potential drawbacks, especially considering how many students were struggling before.
True. And I suppose if students get more confident with math in their specific field, they might be more open to learning broader concepts later if needed.
Good point. Plus, it’s probably better to have a solid understanding of math in one area than to be completely put off by it altogether.
Exactly! It’s exciting to see education evolving to meet students’ needs better. I hope more schools adopt this kind of approach.
会話の日本語訳
エミリー: ねえみんな、コミュニティカレッジが数学を教える新しいアプローチを試しているという記事見た?
サラ: うん、見たわ!特定の分野に合わせて数学をより実践的にしているのって、本当に面白いわね。
ジェイク: そうだね。僕が学校にいた時に「溶接工のための数学」みたいな授業があればよかったのに。そうしたら、そんなに苦労しなかったかもしれない!
エミリー: そうでしょ?学生の将来のキャリアに直接適用できるような方法で数学を教えるのって、本当に理にかなってると思う。
サラ: その通りね。でも、このアプローチが学生を何か制限することはないのかな?
ジェイク: いい質問だね。もし後で分野を変えることにしたら、もっと広い数学の概念を学ぶ機会を逃すかもしれない?
エミリー: それは確かに心配かもね。でも、以前はどれだけ多くの学生が苦労していたかを考えると、利点の方が潜在的な欠点を上回るように思えるわ。
サラ: そうね。それに、特定の分野の数学に自信がつけば、必要に応じてより広い概念を学ぶことにもオープンになるかもしれないわね。
ジェイク: いい指摘だ。それに、数学に完全に嫌気がさしてしまうよりは、一つの分野でしっかりした理解を持つ方がいいだろうね。
エミリー: その通り!教育が学生のニーズにより良く応えるように進化しているのを見るのは、わくわくするわね。もっと多くの学校がこういったアプローチを採用してくれるといいな。
もっと!ニュース本文で使われている英単語・英語表現
- unprepared:(形容詞)準備不足の、用意ができていない
- tailored:(形容詞)特別に合わせた、カスタマイズされた
- pursue:(動詞)追求する、目指す
- theoretical:(形容詞)理論的な
- apportionment:(名詞)割り当て、配分
- gerrymandering:(名詞)ゲリマンダリング(選挙区割りの不正操作)
- constrain:(動詞)制約する、制限する
これらの表現は、教育や数学について議論する際によく使われます。これらの語彙を習得することで、教育改革や学習方法について、より深く英語で議論できるようになりますよ。
この新しい数学教育のアプローチ、とても興味深いですね。学んだことが実生活や将来のキャリアにどう役立つのか、具体的に理解できれば、学習意欲も高まりそうです。
一方で、基礎的な数学スキルの重要性も忘れてはいけませんね。理想的なのは、実践的な応用と理論的な基礎をバランスよく学べる環境かもしれません。
みなさんも、このニュースを読んで、どう思いましたか?自分が受けてきた数学教育を振り返って、どんな授業だったら楽しく学べたか、考えてみるのも面白いかもしれませんね。そういった考察を英語で表現できるようになれば、もっと視野が広がりますよ!
さらに!覚えておきたい関連する英単語・英語表現
- curriculum:(名詞)カリキュラム、教育課程
- pedagogy:(名詞)教育学、教授法
- abstract:(形容詞)抽象的な
- concrete:(形容詞)具体的な
- hands-on:(形容詞)実践的な、体験型の
- STEM:(名詞)科学・技術・工学・数学
- vocational training:(名詞)職業訓練
- retention rate:(名詞)留保率、定着率
- critical thinking:(名詞)批判的思考
- problem-solving:(名詞)問題解決
これらの単語は、教育や学習方法に関する議論でよく使われます。これらの語彙を習得することで、この重要なトピックについて英語でより深く、正確に話し合うことができるようになりますよ。ニュースを読む時や友達と話す時に、これらの単語を使ってみてくださいね。
気になるニュース「数学がコミュニティカレッジの学生の足かせに。一部の学校が新しい試みを開始」でした。
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